僕は振り向いた。

花々の咲き誇る庭園、煌めいた水が虹を描く噴水。
僕を支えてくれた、彼女の微笑み。

次に僕が戻った時、この光景は今と変わらずに存在していてくれるだろうか。

止めていた足を、再び前に進める。

見慣れた景色が、過ぎ去ろうとしてた。