猫被りと狸寝入りが恋人になる方法
青春・恋愛
完
5
南雲一乃/著
- 作品番号
- 1736504
- 最終更新
- 2024/10/24
- 総文字数
- 69,907
- ページ数
- 7ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 5
幼馴染に、キスをされた。
これが受験のため取り組んでいる小論文の練習なら、自分の主張やその根拠を数百文字以内に書くところだろう。
キスの相手が女の子だったら、まだよかった。
おれ自身色々悩んだりはするだろうけど、知らないフリして試験に集中し、当たり障りのない主張を書き、及第点を取ることは出来ると思う。
だけど、キスをしてきたのが同性の幼馴染だったら──?
立脇陸也。
十年来の幼馴染。唯一無二の親友。憧れのヒーロー。誰よりも強固な心の支え。
もしかしたら──おれの、初恋の人。
陸也に対するおれの感情は、原稿用紙数枚ではとても収まりきらない。
これが受験のため取り組んでいる小論文の練習なら、自分の主張やその根拠を数百文字以内に書くところだろう。
キスの相手が女の子だったら、まだよかった。
おれ自身色々悩んだりはするだろうけど、知らないフリして試験に集中し、当たり障りのない主張を書き、及第点を取ることは出来ると思う。
だけど、キスをしてきたのが同性の幼馴染だったら──?
立脇陸也。
十年来の幼馴染。唯一無二の親友。憧れのヒーロー。誰よりも強固な心の支え。
もしかしたら──おれの、初恋の人。
陸也に対するおれの感情は、原稿用紙数枚ではとても収まりきらない。
- あらすじ
- 母子家庭の圭(けい)と、厳格な親に不満が募る陸也(りくや)。
二人は幼い頃から互いに支え合って生きてきた。
それから時が過ぎて、高校二年の秋。
圭が国公立大の受験を目指し独学に励む一方、陸也は学力と部活の成績で校内カースト上位に入り、仲が良かったはずの二人は距離を置き過ごしていたはずだった。
圭が一人教室で寝ていた時、陸也にキスをされるまでは。
南雲一乃さんの書籍化作品
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