夢で出会った変態パンダは、夢をなおす修理屋でした。

現代ファンタジー

からした火南/著
夢で出会った変態パンダは、夢をなおす修理屋でした。
作品番号
1736302
最終更新
2024/10/11
総文字数
10,389
ページ数
5ページ
ステータス
完結
いいね数
0
◇何でいきなりケツ触ってんのよ! このド変態!!

「ふぁ!?」
 思わず変な声が出てしまった。
 パンダだ。体長二メートルほどもある大きなパンダが、二本足で立っいた。そして片手で、アタシのお尻を触っている。
「よっ!」
 そう言ってパンダは、お尻と反対の手を軽く挙げた。
「あ、どうも……」
 思わずペコリと頭を下げる。いや待て、のんきに挨拶してる場合じゃないだろ!
「パ、パンダがしゃべった!」
 驚きに、思わず二メートルほど後ずさる。
「ア、アンタ、何でしゃべって……てか、なに、なんでパンダ……てか……」
「まぁ、落ち着けよ」
 パンダがとぼけた声をあげながら、掌の匂いを嗅いでいる。アタシのおしりを触った手だ。最低パンダだ……コイツ。

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