六年前に別れた元彼から、メッセージが届いた。
メッセージアプリの一番上に彼の名前があるのはとても新鮮で、緊張した。
私から彼にメッセージを送ることはある。
たとえば彼の誕生日。
六年も前に別れているのに情けない話だけど、私は今も彼の誕生日を覚えている。
その日が近くなるとそわそわして。
今年はメッセージを送らない方がいいかな。
でも、送りたいな。送っちゃおうかな。
そんな風に悩んで、結局送ってしまう。
お誕生日おめでとう!
毎年返事はありがとうのスタンプだけ。
既読無視されないだけマシだ。
でも私は毎年期待する。
今年は、彼が気まぐれにメッセージを返してくれるかもしれない。
そこから話が広がって、もう一度仲良くなれるかも。
そんな淡い期待を、彼はたった一つのスタンプで打ち砕く。
メッセージアプリの一番上に彼の名前があるのはとても新鮮で、緊張した。
私から彼にメッセージを送ることはある。
たとえば彼の誕生日。
六年も前に別れているのに情けない話だけど、私は今も彼の誕生日を覚えている。
その日が近くなるとそわそわして。
今年はメッセージを送らない方がいいかな。
でも、送りたいな。送っちゃおうかな。
そんな風に悩んで、結局送ってしまう。
お誕生日おめでとう!
毎年返事はありがとうのスタンプだけ。
既読無視されないだけマシだ。
でも私は毎年期待する。
今年は、彼が気まぐれにメッセージを返してくれるかもしれない。
そこから話が広がって、もう一度仲良くなれるかも。
そんな淡い期待を、彼はたった一つのスタンプで打ち砕く。