魔力持ちの奴隷は高値で取引される。
魔法が使えるなら尚のこと。
国という絶対権力に守ってもらう他、現状、道はない。
国も国で、より多い魔力の持ち主と王族を結婚させて強い魔力の子を生み出そうと必死の様子。
それでも奴隷よりかはマシな生活ができると、我慢を強いられることも多いようだ。
話が脱線した形になったが、ちょうどいい。
実は私も魔力を持っていたりするのだ。
といっても、小鳥の涙ほどしかない。
当然、魔法もからっきし。
魔力は生まれ持ってのものなわけだが、私のように自覚していても誰にも言わないことは多い。