【原文】
そのことに候。目くるめき、枝危うきほどは、おのれがおそれはんべればもうさず、あやまちは、やすき所になりて、必ず仕ることに候。
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【現代版訳】
――放課後、階段にて。
「まったく、山田(古典教諭)ってばほんと人使い荒い! こんな大っきい年表ふたつも持たせるなんて!」
「そうは言っても、このくらい教科委員に頼むのは当たり前のことでしょ〜」
「鬼!!」
――本鈴。
「あっ、チャイム鳴ったよ! ほら、リリカ授業始まっちゃう! 急いで!」
「待って待って!」
「あ、階段気を付けてよ」
「分かってる分かってる……ってわぁ!?」
「ほら、言わんこっちゃない!」
「もう一段あるなんて思わなかった〜! あぶね〜!!」
※気の緩みはこういうときに出てくるもの。みなさん、最後の一段気をつけて。