「うん、2人がそう言うならそうかもしれないね」


「「でしょ~!」」


綺麗にハモった2人。


嬉しそうに笑ってる顔もそっくり。


「じゃあ、もう行くね」


家を出ないと学校に間に合わなくなる時間になったから、そう言うと……


「えぇ~、もういっちゃうの~?」


「さびしい~」


引き止めるようにぎゅっとしてくる2人が可愛くて、頭を優しく撫で撫でした。


「ごめんね。私も2人と一緒にいたいけど、今日は学校があるから。なるべく早く帰るつもりではいるんだけど、バイトがあるから早く帰れるのか分からないんだ。本当に申し訳ないけど、家でいい子できる?」


「「うん、できる!」」


「2人共偉いね。ご飯はもう作ってあるから、レンジでチンして食べるんだよ?」


「「は~い!」」


「じゃあ、明君、光莉ちゃん、いってきます」


「「いってらっしゃ~い!」」