莉桜はきっと、これから先、何年も何十年も生きるだろう。


 その間に、誰とどのような物語を紡いでいくのか。それは全く予想がつかない。


 だけど、もしいつかあの世で佑馬と再会したときは、胸を張って「自分の人生を生き抜いたよ」と自慢できるようにしたい。


 キミはきっと、その自慢話を微笑みながら聞いてくれることだろう。




-fin-