それは、「もしも」の望み。

 もしも、わたしが生まれ変わって、またあなたに出会えたら。
 そのときこそは、話せるかな?
 言葉を交わして確かめられるかな?

 この想いを、あなたに。
 あなたに伝えることが、許されますか?

 ――切なる想いに、胸が締めつけられて。
 ――ああ、これはまたあの夢だ。
 ――わたしはそう気づいて、目を覚ますんだ……。

***