『お前、波多野が持っていた蛍の携帯操作して、携帯起動させたら、僕の位置情報分るように細工したよね?』
「あぁ、千夏にバレるの分かっててそうした」
咄嗟に施した簡単な遠隔操作だ。
それなのに、気付いてるはずの千夏が、何故そのままにしているのか、それには理由があると思っていた。
『じゃあ、今夜、僕の動向、よく確認しとけよ。もうすぐ……全て終わる』
「千夏、俺が殺るから」
『……お前は傍観してろ』
「千夏っ」
一方的に切られたスマホを片手に花灯、唇を噛んだ。
千夏の言葉から、千夏は志田愛瑠の居場所を掴んでいるか、向こうから接触があったのだろう。
千夏に殺しはさせない。
ーーーーもう二度と。
「あぁ、千夏にバレるの分かっててそうした」
咄嗟に施した簡単な遠隔操作だ。
それなのに、気付いてるはずの千夏が、何故そのままにしているのか、それには理由があると思っていた。
『じゃあ、今夜、僕の動向、よく確認しとけよ。もうすぐ……全て終わる』
「千夏、俺が殺るから」
『……お前は傍観してろ』
「千夏っ」
一方的に切られたスマホを片手に花灯、唇を噛んだ。
千夏の言葉から、千夏は志田愛瑠の居場所を掴んでいるか、向こうから接触があったのだろう。
千夏に殺しはさせない。
ーーーーもう二度と。