僕らの名もなき青い夏
青春・恋愛
完
4
遊野煌/著
- 作品番号
- 1705380
- 最終更新
- 2023/08/31
- 総文字数
- 15,568
- ページ数
- 23ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 4
幼なじみの砂田葵と嶋野拓海は母親同士が親友で生まれた時からずっと一緒だった。
中学、高校とおなじ学校でバッテリーを組んで野球を謳歌した二人だったが、高校三年の夏の終わり『自分の将来』への選択を迫られていた。
互いに友情とも愛情とも違う名前のつけられない『特別』な関係の二人は、悩み、葛藤しながらもそれぞれの未来に向かってそれぞれの選択を模索していく。
──互いの未来の延長線上に互いの存在があることを強く願いながら……
※画像はフリー素材です。
中学、高校とおなじ学校でバッテリーを組んで野球を謳歌した二人だったが、高校三年の夏の終わり『自分の将来』への選択を迫られていた。
互いに友情とも愛情とも違う名前のつけられない『特別』な関係の二人は、悩み、葛藤しながらもそれぞれの未来に向かってそれぞれの選択を模索していく。
──互いの未来の延長線上に互いの存在があることを強く願いながら……
※画像はフリー素材です。
この作品の感想ノート
読了しました!
幼馴染、いいなぁ。エモいなぁ。
屋根伝いにお邪魔しますとかもうサイコー。
そしてなにより拓海の包容力のすごさときたら……。はぁ、葵になりたい!←
それにしても、高校三年生という、子どもから大人へ移り変わる不安定な時期の悩みや葛藤がとても綺麗に描かれていて、読んでいてあの頃(私にもあったのよ)が思い出されて感傷的な気持ちになったよ~。
なんと言っても海辺での花火の描写が秀逸。以下抜粋。
***
瞬く間に拓海の花火からも火花が上がり、二つのまばゆい明かりが煌めきながらゆっくりと根元めがけて燃え上がっていく。
~中略~
俺と拓海は互いの花火が終わりそうになるたびに、どちらかの花火を点火させて絶やすことなく繫いでいく。
なんだかその様が互いを無意識に求めて、気づかぬうちに足りない何かを補い合ってきた俺と拓海の関係のように思えて、俺は花火の明かりを目に焼き付けるようにじっと見つめていた。
***
情景とふたりの関係性がありありと目に浮かぶ浮かぶ!
いやー、好きだなーここ。
こんな美しい描写ができる煌さんが羨ましいーー!
私も負けない!頑張るよ!
ステキな作品ありがとーーー!
紀本明さん
2023/08/30 23:18
遊野煌さんの書籍化作品
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