面倒くさいけど勇者になってきた!

異世界ファンタジー

伯岡 美沙/著
面倒くさいけど勇者になってきた!
作品番号
1665991
最終更新
2022/04/17
総文字数
96,438
ページ数
93ページ
ステータス
完結
いいね数
0
 ランドルフ王国の名門貴族であるカーネリアン家の一人息子、シオン・アンリ・カーネリアンは自由気ままな生活を送っていた。ある日、ランドルフ王国の次女であるマーシャ王女が誘拐された。すぐに近衛兵が救出に向かったが、まるで歯がたたず全滅してしまった。そこで、遠い過去に一度『英雄』と讃えられた人物がカーネリアン家にいたということで、マーシャ王女の救出の命令がシオンにくだったのだ。国王より使者が来ているにもかかわらず、シオンは横柄な態度で断る。しかし、パーティにキャロライン・ソフィア・マイヤーという美人魔術師が加わっていることと、ソフィアが伝統ある魔術師のローブではなく、自分がデザインした洋服を着るなら了承すると条件をつけて引き受けた。シオンは家庭教師のレオナルドとソフィアの三人でランドルフ王国から旅立った。
 ある村のそばの樹海の奥でで何かが起きていると確信。樹海ではレオナルドとソフィアをあっという間にモンスター化した木々にとりこまれてしまう。シオンは自分でデザインし、特注していた剣で戦っていたが、二人を同時に助けようと持っていた剣をレオナルドに。そして一応形だけでもと背負っていた家宝と受け継がれてきた『勇者の剣』でソフィアを助けた。勇者の剣の威力はすさまじくたった一振りで樹海の木々は跡形もなく消えた。樹海の先には古城があった。案の定古城にはマーシャ王女と村で誘拐された四人の幼女がいた。犯人は、ただロリコンの中年男のグレンと、アーロンというランドルフ王国にある元老院の魔術師制度に落胆した魔術師で、ソフィアの伯父だった。アーロンは建国後ずっと大切に扱われていた魔術書を奪い、逃走を手伝ったことの引きかえにと、マーシャ王女たち誘拐したいといグレンの頼みをきいたのだった。犯罪の片棒をかつぐのに何の悪気もないほど、アーロンの心はむしばまれていたのだ。                      
あらすじ
突然『勇者』として誘拐された王女さまを救いにいくことなった主人公のシオン。
貴族の一人息子としてワガママ放題のシオンにとって、『勇者』なんて面倒なだけ。
断る気でいたが、パーティの魔女が気に入り引き受けることに。

目次

この作品のキーワード

この作品のレビュー

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop