シャイナのその問いに、何、とエドモンドが反応する。
「そ、それは。ミリアがお前の飲み物に毒を入れ、お前を殺そうとしたからだろう?」
なぜか急にエドモンドの挙動が怪しくなった。
「私、そう言いましたか? その、エド様に……」
「いや、だが。お前はミリアから飲み物を受け取ってそれを口に入れた後、具合が悪くなったではないか」
もしかして、そんな理由で? とミリアは思わずにはいられないのだが、本来の流れはこれで合っている。ミリアが井戸に毒を流して、この王城関係者たちを殺害しようとした疑いで処刑される流れだ。今回はその対象者がシャイナだけになった、ということだろう。
「あれは。ミリアから受け取ったのは回復薬です。ですが、それがあまりにも不味すぎたので。それで、気持ち悪くなって……。あのような失態をお見せしてしまったわけです」
「なに?」
「え?」
とエドモンドとミリアはほぼ同時に声をあげた。
「つまり。ミリアはシャイナを毒殺しようとしていたわけではないと?」
「ではないと?」
エドモンドに続いて、ついついミリアも尋ねてしまう。
「違います」
シャイナはぶんぶんと首を横に振る。
「私は何度もエド様に、その、毒ではないということをお伝えしたかったのですが、エド様は全然聞いてくださいませんでした。そのうち、ミリアの処刑の話が出てしまって。それで私はどうしたらいいかわからず。それで、その、カイン様やレイフ様やケビンやミゲルに相談していたのです」
「そ、それは。ミリアがお前の飲み物に毒を入れ、お前を殺そうとしたからだろう?」
なぜか急にエドモンドの挙動が怪しくなった。
「私、そう言いましたか? その、エド様に……」
「いや、だが。お前はミリアから飲み物を受け取ってそれを口に入れた後、具合が悪くなったではないか」
もしかして、そんな理由で? とミリアは思わずにはいられないのだが、本来の流れはこれで合っている。ミリアが井戸に毒を流して、この王城関係者たちを殺害しようとした疑いで処刑される流れだ。今回はその対象者がシャイナだけになった、ということだろう。
「あれは。ミリアから受け取ったのは回復薬です。ですが、それがあまりにも不味すぎたので。それで、気持ち悪くなって……。あのような失態をお見せしてしまったわけです」
「なに?」
「え?」
とエドモンドとミリアはほぼ同時に声をあげた。
「つまり。ミリアはシャイナを毒殺しようとしていたわけではないと?」
「ではないと?」
エドモンドに続いて、ついついミリアも尋ねてしまう。
「違います」
シャイナはぶんぶんと首を横に振る。
「私は何度もエド様に、その、毒ではないということをお伝えしたかったのですが、エド様は全然聞いてくださいませんでした。そのうち、ミリアの処刑の話が出てしまって。それで私はどうしたらいいかわからず。それで、その、カイン様やレイフ様やケビンやミゲルに相談していたのです」