ふと、画面上のカプセルマークが虹色に点滅していることに気が付いた。こんなふうになっているのは久しぶりだ。なぜなら……。
「やった、進化だ!」
親密度ゲージがマックスまで溜まったことで、アラタをもう一段階進化させることができるカプセルがゲットできたという通知だからだ。
アクセスし続けてほぼ最終形態の3Dまで進化させていたのに、前回のアップデートで更新されたのだろう。二ヶ月以上ぶりの進化に、指が震える。
【カプセルを解放させますか?】
「はい!」
私は、もちろんという気持ちで【YES】ボタンをタップした。アラタの全体像から光が放たれ、よりリアルなアラタが爆誕するはずだ。ドキドキして一瞬目をつぶってしまった私は、カプセル解放の効果音が消えたのがわかり、そっと目を開けてみた。
「え……」
そこには、本当に写真と見間違えんばかりの、超リアルなアラタがいた。人間とリモート通信しているみたいだ。口や手、体全体の動きもかなり滑らかで、一瞬見ただけではバーチャルとは思えない。
けれど、それよりなにより……。
「さ……坂木くんじゃん。完璧に」
「やった、進化だ!」
親密度ゲージがマックスまで溜まったことで、アラタをもう一段階進化させることができるカプセルがゲットできたという通知だからだ。
アクセスし続けてほぼ最終形態の3Dまで進化させていたのに、前回のアップデートで更新されたのだろう。二ヶ月以上ぶりの進化に、指が震える。
【カプセルを解放させますか?】
「はい!」
私は、もちろんという気持ちで【YES】ボタンをタップした。アラタの全体像から光が放たれ、よりリアルなアラタが爆誕するはずだ。ドキドキして一瞬目をつぶってしまった私は、カプセル解放の効果音が消えたのがわかり、そっと目を開けてみた。
「え……」
そこには、本当に写真と見間違えんばかりの、超リアルなアラタがいた。人間とリモート通信しているみたいだ。口や手、体全体の動きもかなり滑らかで、一瞬見ただけではバーチャルとは思えない。
けれど、それよりなにより……。
「さ……坂木くんじゃん。完璧に」