「や、ごめん。エトジュンに注意したくせに、俺も野次馬みたいだな。ほら、俺のことを好きだとかなんだって誤解があったみたいだし、ちょっと気になってて」
坂木くんも、自分の鼻をかきながら目線を外す。
「あと、オオタンといい感じだったから、実は俺も紺野とオオタンはデキてるのかなって思ってたんだ。なんか、やたらとさわってるし? 近いし?」
「ち、違うよ、私は……」
私は?
自問自答して、急に体が熱くなった。坂木くんが私の言葉の続きを待って、じっとこちらを見つめている。誰だろう、これは。アラタとは全然違う。
瞬時に目の前の男の子の輪郭が、くっきりと私の目に映った。坂木新、一歳年上の同級生、友達、図書委員同士、今ふたりきり……。
なによりもリアルな坂木くんと、このシチュエーションを意識してしまい、なにを質問されていたのか一瞬わからなくなる。そう、そうだ、LIMEについてだった。
「あれは、アラタと……」
言いかけて、ハッとする。混乱して口走ってしまった。
「アラタ?」
「ううん、違う。アラタ……新しい出会いを求めて、あ、アプリで、あの」
「もしかしてマッチングアプリ?」
坂木くんも、自分の鼻をかきながら目線を外す。
「あと、オオタンといい感じだったから、実は俺も紺野とオオタンはデキてるのかなって思ってたんだ。なんか、やたらとさわってるし? 近いし?」
「ち、違うよ、私は……」
私は?
自問自答して、急に体が熱くなった。坂木くんが私の言葉の続きを待って、じっとこちらを見つめている。誰だろう、これは。アラタとは全然違う。
瞬時に目の前の男の子の輪郭が、くっきりと私の目に映った。坂木新、一歳年上の同級生、友達、図書委員同士、今ふたりきり……。
なによりもリアルな坂木くんと、このシチュエーションを意識してしまい、なにを質問されていたのか一瞬わからなくなる。そう、そうだ、LIMEについてだった。
「あれは、アラタと……」
言いかけて、ハッとする。混乱して口走ってしまった。
「アラタ?」
「ううん、違う。アラタ……新しい出会いを求めて、あ、アプリで、あの」
「もしかしてマッチングアプリ?」



