……私は、ひとりだな。
今、強烈にそう思う。入学してから、坂木くんが話しかけてくれて、図書室では神谷さんたちとも会話をして、教室での居心地の悪さはそこまで浮き彫りにはなっていなかった。
けれど、今それらが一気に全部なくなって、なにひとつ拠りどころがない。そして、腫れものを扱うような目で見られている。いじめられているわけではないし、全部自分がしたことの結果なのだけれど、この小さな教室という社会のなかでは、水のなかにいるかのように息苦しい。
「はよ」
そこへ、今まさに教室に入ってきたばかりの大田くんが声をかけてきた。隣の席の椅子を引き、大欠伸をしながら座る。大田くんが隣だったことを忘れていた私は、両眉を上げた。
「……おはよう」
縮こまりながら返し、唾を飲む。たったひとりからの挨拶にさえ緊張するし、周囲からの目を意識してしまう。まさに、自意識過剰。今日はとくにそうだ。
大田くんは、窮屈そうに足を机からはみ出ださせて座っている。頬杖をつき、ちらりとこちらを見た。
「俺、今日、なにか変? みんなからの視線を感じる」
「え? あ……いや……」
今、強烈にそう思う。入学してから、坂木くんが話しかけてくれて、図書室では神谷さんたちとも会話をして、教室での居心地の悪さはそこまで浮き彫りにはなっていなかった。
けれど、今それらが一気に全部なくなって、なにひとつ拠りどころがない。そして、腫れものを扱うような目で見られている。いじめられているわけではないし、全部自分がしたことの結果なのだけれど、この小さな教室という社会のなかでは、水のなかにいるかのように息苦しい。
「はよ」
そこへ、今まさに教室に入ってきたばかりの大田くんが声をかけてきた。隣の席の椅子を引き、大欠伸をしながら座る。大田くんが隣だったことを忘れていた私は、両眉を上げた。
「……おはよう」
縮こまりながら返し、唾を飲む。たったひとりからの挨拶にさえ緊張するし、周囲からの目を意識してしまう。まさに、自意識過剰。今日はとくにそうだ。
大田くんは、窮屈そうに足を机からはみ出ださせて座っている。頬杖をつき、ちらりとこちらを見た。
「俺、今日、なにか変? みんなからの視線を感じる」
「え? あ……いや……」



