大田くんと話しながら、ちらりとこちらを見た坂木くん。私は昨日のことを思い出して、また視線を不自然に逸らしてしまった。
「よし、次は観覧車乗ろう」
ゲーセンを出ると、江藤くんは観覧車を指差した。みんなはまだ返事をしていないのに、先頭に立ってどんどん進んでいく。かなりテンションが高いようだ。
途中、靴紐がほどけてしまった私は、ひとりしゃがみこんで結びなおした。一番うしろを歩いていたので、みんなは気付かずに遠ざかっていく。まぁ、小走りで行けば、すぐ追いつくだろう。
「大丈夫?」
誰かの影に覆われて、私は顔を上げる。そこには、坂木くんが立っていた。ちゃんと目が合うのは、今日初めてだ。
「……うん。もう、結んだ」
立ち上がってまた歩きだすと、必然的に坂木くんと隣同士になる。気まずさが、半端ない。私はずっとコンクリートを見ながら歩いた。
「紺野さ、今日、いつもとちょっと違う気がするんだけど」
先に口を開いた坂木くんに、わずかに背筋が伸びる。
「……そうかな?」
「エトジュンからの誘いも断ると思ったから、なんか意外。いつの間に仲よくなったの?」
「よし、次は観覧車乗ろう」
ゲーセンを出ると、江藤くんは観覧車を指差した。みんなはまだ返事をしていないのに、先頭に立ってどんどん進んでいく。かなりテンションが高いようだ。
途中、靴紐がほどけてしまった私は、ひとりしゃがみこんで結びなおした。一番うしろを歩いていたので、みんなは気付かずに遠ざかっていく。まぁ、小走りで行けば、すぐ追いつくだろう。
「大丈夫?」
誰かの影に覆われて、私は顔を上げる。そこには、坂木くんが立っていた。ちゃんと目が合うのは、今日初めてだ。
「……うん。もう、結んだ」
立ち上がってまた歩きだすと、必然的に坂木くんと隣同士になる。気まずさが、半端ない。私はずっとコンクリートを見ながら歩いた。
「紺野さ、今日、いつもとちょっと違う気がするんだけど」
先に口を開いた坂木くんに、わずかに背筋が伸びる。
「……そうかな?」
「エトジュンからの誘いも断ると思ったから、なんか意外。いつの間に仲よくなったの?」



