小声でつぶやき、“トキカプコラボ”と大きなポップが貼られているガラスケースに手をつく。未進化でアニメ顔のトキカプ男子たちが、人気の犬のマスコットの着ぐるみを着て並べられていた。さすがに全五十キャラはいないものの、十五種類くらいはあって、その中にアラタを見つける。
「あー! トキカプ、あった!」
その声に飛び上がるほど驚いて横を見ると、小学生中学年くらいの女の子が、トキカプ男子マスコットを指差して飛び跳ねていた。
え? この子、トキカプのこと知ってるの? ……て、知っていてもおかしくはないか。アプリゲームなんだから、小学生がやっていても不思議ではない。
でも、トキカプはそこまで大人気かと聞かれると、そうでもないんだ。乙女ゲームとか育成ゲームとかで検索しても、上位に出てくるわけではない。私も、時間があっていろんなアプリを試しまくったからこそ、偶然トキカプに出会うことができたのだし。
「あれ? お父さん? あー……電話してるし。最悪」
「あー! トキカプ、あった!」
その声に飛び上がるほど驚いて横を見ると、小学生中学年くらいの女の子が、トキカプ男子マスコットを指差して飛び跳ねていた。
え? この子、トキカプのこと知ってるの? ……て、知っていてもおかしくはないか。アプリゲームなんだから、小学生がやっていても不思議ではない。
でも、トキカプはそこまで大人気かと聞かれると、そうでもないんだ。乙女ゲームとか育成ゲームとかで検索しても、上位に出てくるわけではない。私も、時間があっていろんなアプリを試しまくったからこそ、偶然トキカプに出会うことができたのだし。
「あれ? お父さん? あー……電話してるし。最悪」



