「ううん……本当に親睦を深めるいい機会かな、と思って。それに、ほぼ図書室メンバーだし、神谷さんも大丈夫じゃないかな?」
「……まぁ」
神谷さんは納得のいかないような顔をしているけれど、とりあえずうなずいてくれた。私は自分の口から出てくる言葉が、まるで自分のものじゃないように感じた。
〇〇パークにつくと、最初に江藤くんたちはゲームセンターに向かった。私は、ゲーセンというところは通り過ぎたことがあるくらいで、こんなにも音が大きいのかと驚く。
江藤くんはさっそく神谷さんに話しかけ、クレーンゲームで取ってほしいものを聞いているようだ。坂木くんと大田くんは、対戦型ゲームをして盛り上がっている。必然的に私はひとりになり、みんなからあまり離れないようにクレーンゲームを見てまわる。
すごいな。いくつあるんだろう。かなりの種類が並んでいて、その量と光に目がチカチカする。
「……っ!」
ひとつ奥のフロアに進んだときだった。曲がってすぐのところに、見慣れたキャラクターたちのマスコットが並べられていて、私は声を上げそうになる。
「トキカプだ……」
「……まぁ」
神谷さんは納得のいかないような顔をしているけれど、とりあえずうなずいてくれた。私は自分の口から出てくる言葉が、まるで自分のものじゃないように感じた。
〇〇パークにつくと、最初に江藤くんたちはゲームセンターに向かった。私は、ゲーセンというところは通り過ぎたことがあるくらいで、こんなにも音が大きいのかと驚く。
江藤くんはさっそく神谷さんに話しかけ、クレーンゲームで取ってほしいものを聞いているようだ。坂木くんと大田くんは、対戦型ゲームをして盛り上がっている。必然的に私はひとりになり、みんなからあまり離れないようにクレーンゲームを見てまわる。
すごいな。いくつあるんだろう。かなりの種類が並んでいて、その量と光に目がチカチカする。
「……っ!」
ひとつ奥のフロアに進んだときだった。曲がってすぐのところに、見慣れたキャラクターたちのマスコットが並べられていて、私は声を上げそうになる。
「トキカプだ……」



