私の盲目な恋

翌週。
朝目を覚ました私は、朝から心臓がばくばくと動いていた。
なんてったって、今日、彼に気持ちを伝えるつもりだから。
シャワーを浴びて、夕方彼がやってくる時間帯まで、何度も心の中でシミュレーションをした。

好きです。
好きです。
大好きです。

彼が、笑う。
私が、ぎこちなく笑う。
そのうち、二人で手を取り合って、外に出る。
初めてのデートに出かける。

「うん、大丈夫」

大丈夫。
彼はきっと、私と同じ気持ちでいてくれるもの。