「目覚めるために眠るんだ」と
 氷に閉ざされた唇は微笑んだ
 その身を蝕む呪いさえ笑い飛ばして
 命の灯を輝かせる貴方

「愛してるぜ my princess」と
 冗談ばっかりの減らず口を叩いて
 最後に流した涙は笑顔の代わりだと
 信じてるから 私

 ひずむスクリーン
 暗転のセカイ
 ひび割れたヴォイス
 届かないネガイ

「呪いを解くのはお姫様のキス」
 私の耳元で囁いた あの声も
「この世が尽きるまで一緒に居たい」
 私の髪をそっと撫でた あの指も
 守りたい
 私は 私に目覚める

「Live on... 生き続けて 信じてるから」

 そっぽを向いて照れていた貴方
 私の扉をこじ開けた それが始まりの日
 乱暴な言葉と裏腹 硝子《ガラス》の貴方
 私に道を拓いたの そして続く日々
 守りたい
 呪いを解く魔法を 今

 貴方のお姫様が 今
 貴方にキスをするから……