私と朋ちゃんで結成したUMA探偵団の推理披露から数日後、いつものように朋ちゃんとお喋りしていた私は目の前に陰が出来たのに気付き顔を上げた。
そこにいたのは水野君だ。
「子猫、タマコって名前にしたんだ。よかったら、放課後見に来ない?」
私と朋ちゃんは顔を見合わせる。そして、にかっと笑って「行く!」と言った。あの子猫のうち1匹は水野君の自宅に引き取られた。
「三田、あのときはごめん」
ホッとした顔をした後にそう言った水野君は、きっとずっと私に謝る機会を窺っていたのだろう。
「謝ってくれたからいいよ。ねえ、遠野君と石川君も一緒に行こうって誘ってもいい?」
私の問いかけに、水野君は表情を綻ばせる。
「もちろん! 草壁も誘っておく」
そして、笑顔でこう付け加えた。
「ついでにゲーム機持ってきてよ。みんなでバトマジやろうぜ!」
──了──
そこにいたのは水野君だ。
「子猫、タマコって名前にしたんだ。よかったら、放課後見に来ない?」
私と朋ちゃんは顔を見合わせる。そして、にかっと笑って「行く!」と言った。あの子猫のうち1匹は水野君の自宅に引き取られた。
「三田、あのときはごめん」
ホッとした顔をした後にそう言った水野君は、きっとずっと私に謝る機会を窺っていたのだろう。
「謝ってくれたからいいよ。ねえ、遠野君と石川君も一緒に行こうって誘ってもいい?」
私の問いかけに、水野君は表情を綻ばせる。
「もちろん! 草壁も誘っておく」
そして、笑顔でこう付け加えた。
「ついでにゲーム機持ってきてよ。みんなでバトマジやろうぜ!」
──了──