もうすぐ夕日が出てくるだろう。
快晴のお墓越しに空を見ながら、私は言った
。
「そんなことないよ?私も嬉しいし、もちろんオッケーだし。そして、快晴はきっと賛成してくれているよ?だって見て?」
私が空を指さす方向へ武原さんも向く。
いつの間にか上がった雨のあとに虹が出ている。夕焼けになろうとしている青空と茜色の空に橋を渡すかのような虹。
「これは快晴がいいよって言ってくれてるんだと思うよ。キレイな虹だね」
私が笑うと武原さんも虹を見て「キレイだな」と言った。
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