もう後悔したくないから。
わたしは何度でも言うよ。
きみのことが好きだって。
いつか、この声が届かなくなっても、
何度でもきみの名前を呼んで、振り向かせるから。
「広瀬くん」
「ん?」
「これからもずっと、そばにいてね」
「もちろん」
きみが笑って、わたしもつられて笑った。
きみと手を繋いで歩いていく。見慣れた道を、まだ知らない道を。たくさんの場所で、たくさんの景色を一緒に見たい。
いつかわたしの声が届かなくなるそのときも、変わらずに。
ずっと、一緒にいるから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…