- あらすじ
- 14歳の折原安音は、クラスメイトからのいじめを苦に飛び降り自殺を図る。
死んだ直後に目覚めると、そこには天使が現れ、天国に行くか地獄に行くか、49日の間に自分で決めるように言い渡される。
幽霊となった安音は、霊感の強い同級生・榊洋人の家に転がり込み、共に過ごすうちに、死んで初めて、自分の本当の想いに気づく。
一方で、安音をいじめていたメンバーも次々謎の事故に巻き込まれ―。
目次
この作品の感想ノート
時間を忘れるぐらい夢中になって読んだ小説でした。この小説を読んでから櫻井千姫さんの大ファンになりました。
安音の死、死んでから気づく大切なこと、家族の大切さ、いじめっ子との和解。
とても大切なことがこの小説には詰まってます。
自分が安音の立場だったら許せないことも、あぁ。そういう考えもあるんやなぁって考えさせられます。
りんごひめいちごさん
2020/02/02 22:09
いじめられている人、死んでしまいたいほど苦しい状況にいる人には、ぜひ読んでもらいたい本。
ここから逃げるための選択が死だった場合、その後をリアルに考えられる本だなと思います。
きっと死にたい人は、他の人の気持ちなんて考える余裕がないのかもしれない。だけど、きっと優しい人だから、立ち止まるきっかけがあれば、死という選択以外が見えてくると思うんです。
そのきっかけのひとつになる1冊だと思います。
そして、辛い人を見ている周りの人にも、心に響く場面はたくさんあります。
少しだけ、ファンタジーな部分はありますが、きっと力になってくれるので、手に取って読んで欲しいです。
COMALIさん
2019/09/29 19:31