「……とにかく、明日は結のところに行ってくる」

「なら、儂らも行こう」

「えっ……」
 
じぃじの言葉にお父さんは目を見開いた。

「儂はアヤちゃんと綾乃さんと一緒に行くから、トモは先に先に行ってくれてかまわん」
 
じぃじの突然の言葉にお父さんは何も言えないようだった。突然自分も行くと言い出したのだ。

驚いて当然だ。
 
そしてその言葉の中に、私の名前もあったのは気のせいだろうか? ……うん、きっと気のせいだ!

「だから明日は店を休館日とする。明日は仲良く三人で、結さんのお見舞いに行こうのう」
 
【三人】と言う言葉を聞き私は肩を深く落とした。

逃げる事が出来ないのだから付き添うしかないのだが、本当に私が行っても大丈夫なのだろうか? 

この時代のお母さんとは見ず知らずの関係だ。急に会いに行って困らせないか心配だ。

「でも……」
 
記憶の中で微かに残っているお母さんとの記憶はほとんど覚えていない。だから明日会いに行けば、お母さんがどんな人なのか分かるかもしれない。