クラスメイトの言葉に、昴が嫌そうな声を上げる。

「え、それって決定事項?」
「決定事項。明日の朝からさっそく開始するからみんな頑張ろうぜ!」
「最悪……」

黒板に書かれた“球技大会に向けた朝練・放課後練について”の文字に、クラスメイト達が盛り上がる中で溜息をつく昴の姿が見えた。