そぼろ弁当をレンジで温めている間に、ツキのご飯と水を用意する。
ツキのご飯と水を入れるホワイトの容器は、外側に月と星が散りばめられ、外側から内側に向かって猫の足跡が点々と描かれていて、対になっている。
容器の中の底部分にお茶碗によそったご飯のイラストが描いてあるのがご飯用で、水の入ったコップが傾けられたイラストの方が水用。
容器の構造は猫が飲食しやすいように高さのある物になっていて、その工夫と可愛いイラストが気に入っている。
「はい、食べていいよ」
ダイニングテーブルの傍にそのふたつを置くと、ツキはその前でちょこんと座った。
程なくしてそぼろ弁当を温めていたレンジが鳴り、それを持ってダイニングテーブルのところまで行くと、ツキは座ったまま待っていた。
「食べていいよって言ったのに、また待ってたの?」
苦笑する私をじっと見つめているツキは、私が食べ始めるのを待っているのだ。
これはいつものことで、ツキは私が食べ始めてからご飯に口をつける。
特に躾として教えたわけではないけど、いつからかそうするようになっていて……。
その可愛らしい姿は、まるで私と一緒に『いただきます』をしようとしているようにも見える。
ツキのご飯と水を入れるホワイトの容器は、外側に月と星が散りばめられ、外側から内側に向かって猫の足跡が点々と描かれていて、対になっている。
容器の中の底部分にお茶碗によそったご飯のイラストが描いてあるのがご飯用で、水の入ったコップが傾けられたイラストの方が水用。
容器の構造は猫が飲食しやすいように高さのある物になっていて、その工夫と可愛いイラストが気に入っている。
「はい、食べていいよ」
ダイニングテーブルの傍にそのふたつを置くと、ツキはその前でちょこんと座った。
程なくしてそぼろ弁当を温めていたレンジが鳴り、それを持ってダイニングテーブルのところまで行くと、ツキは座ったまま待っていた。
「食べていいよって言ったのに、また待ってたの?」
苦笑する私をじっと見つめているツキは、私が食べ始めるのを待っているのだ。
これはいつものことで、ツキは私が食べ始めてからご飯に口をつける。
特に躾として教えたわけではないけど、いつからかそうするようになっていて……。
その可愛らしい姿は、まるで私と一緒に『いただきます』をしようとしているようにも見える。