月曜日は、いつも以上に憂鬱だった。
あれほど嫌だった学校に行くことに対してではなく、明後日が私の誕生日だということに対して抱いたその感情の理由は、その日がクロとの約束の最後の日だから……。
よりにもよって誕生日に最後の日を迎えなければいけないと思うと余計に虚しくなって、十八歳の誕生日なんて来なければいいと思うようになっていた。
だけど、私がどんなに願っても、時間が止まることはない。
陽が落ちる頃には心の中は寂しさと悲しみでいっぱいになっていて、部屋の窓から夜色に染まっていく空を見つめながら唇を噛み締めた。
思考も心も彼に囚われて、勉強なんてできない。
真面目に机に向かっていてもまったく捗らなくて、受験生でありながら先週からこんな日を繰り返していることに焦りを感じているのに、どれだけ問題集と向き合ってもシャーペンが進むことはない。
進路もまだ決まっていない私には、クロのことを考えている余裕はないのに……。
気がつけば彼への想いだけが胸を占め、他のことに働かせようとした思考は止まってしまう。
恋煩い、なんて可愛いものではない。
好きという感情よりも大きくなりそうな切なさと悲しみは、ただただ苦しさを感じさせるだけだったから……。
あれほど嫌だった学校に行くことに対してではなく、明後日が私の誕生日だということに対して抱いたその感情の理由は、その日がクロとの約束の最後の日だから……。
よりにもよって誕生日に最後の日を迎えなければいけないと思うと余計に虚しくなって、十八歳の誕生日なんて来なければいいと思うようになっていた。
だけど、私がどんなに願っても、時間が止まることはない。
陽が落ちる頃には心の中は寂しさと悲しみでいっぱいになっていて、部屋の窓から夜色に染まっていく空を見つめながら唇を噛み締めた。
思考も心も彼に囚われて、勉強なんてできない。
真面目に机に向かっていてもまったく捗らなくて、受験生でありながら先週からこんな日を繰り返していることに焦りを感じているのに、どれだけ問題集と向き合ってもシャーペンが進むことはない。
進路もまだ決まっていない私には、クロのことを考えている余裕はないのに……。
気がつけば彼への想いだけが胸を占め、他のことに働かせようとした思考は止まってしまう。
恋煩い、なんて可愛いものではない。
好きという感情よりも大きくなりそうな切なさと悲しみは、ただただ苦しさを感じさせるだけだったから……。