「こんな素敵な女の子が横にいるから、マメちゃんがいるから、コウは自分を保っていられるのね」

「そんなこと……」

「……私ね、今大好きなカナダ人の彼氏がいるの。ずっと誰かに似てるなって思ってたけど、マメちゃんだったのね」

「玲子さん……」

「私も彼がいるから、自分を保っていられるの」


そう言って笑う玲子さんは、今日一で美しかった。

思わず恍惚としてしまうほど、美しかった。

幸せそうで、まぶしくて、キラキラしてた。


「やっぱりwiiは明日のお昼やろうね。帰るの夕方ごろでしょう?」

「あ、はい」

「梨子の様子見てくるわね。先に寝室行って寝てていいよ」