「あ、やっぱり似合うね、白いワンピース!」
カーテンがかけてあるだけの狭い更衣室に入って、昨日梨花ちゃんに選んでもらった水着を着ると、彼女が楽しそうな声を上げた。
「美冬って色白だし黒髪がきれいだし、絶対白が似合うと思ったんだよね。それに、ワンピースっていうのがまた清楚でいい感じ」
「そうかな……変じゃない?」
「全然! 似合ってるよ、可愛い」
「ありがとう」
私が肩や太ももを見せるが恥ずかしいと言ったら、梨花ちゃんはまるで普通の服のような露出の少ない水着を選んできてくれた。
少し短めの丈のワンピースという感じなので、思ったほどの恥ずかしさはない。
でも、肩のぎりぎりのところまで剥き出しになっているので、上着は欠かせない。
「梨花ちゃんも、すっごく可愛い。すごく似合ってる」
梨花ちゃんが買ったのは、いかにも彼女らしい、大きな向日葵柄の鮮やかな水着だった。
「ほんと? 派手すぎないかな……」
隅っこに置かれたスタンドミラーに自分の姿を映し、梨花ちゃんが少し不安そうに言う。
「張り切りすぎだろ、とか思われたらどうしよう」
心配そうな呟きを聞いて、私は思わずくすりと笑ってしまった。
「大丈夫だよ。嵐くんがそんな意地悪なこと思うわけない」
私が答えると同時に、鏡の中の梨花ちゃんの顔が、みるみるうちに赤く染まった。
「だと、いいな……」
しどろもどろに言うのが可愛くて、私はさらに笑ってしまう。
「もう、美冬! 馬鹿にしないでよー」
カーテンがかけてあるだけの狭い更衣室に入って、昨日梨花ちゃんに選んでもらった水着を着ると、彼女が楽しそうな声を上げた。
「美冬って色白だし黒髪がきれいだし、絶対白が似合うと思ったんだよね。それに、ワンピースっていうのがまた清楚でいい感じ」
「そうかな……変じゃない?」
「全然! 似合ってるよ、可愛い」
「ありがとう」
私が肩や太ももを見せるが恥ずかしいと言ったら、梨花ちゃんはまるで普通の服のような露出の少ない水着を選んできてくれた。
少し短めの丈のワンピースという感じなので、思ったほどの恥ずかしさはない。
でも、肩のぎりぎりのところまで剥き出しになっているので、上着は欠かせない。
「梨花ちゃんも、すっごく可愛い。すごく似合ってる」
梨花ちゃんが買ったのは、いかにも彼女らしい、大きな向日葵柄の鮮やかな水着だった。
「ほんと? 派手すぎないかな……」
隅っこに置かれたスタンドミラーに自分の姿を映し、梨花ちゃんが少し不安そうに言う。
「張り切りすぎだろ、とか思われたらどうしよう」
心配そうな呟きを聞いて、私は思わずくすりと笑ってしまった。
「大丈夫だよ。嵐くんがそんな意地悪なこと思うわけない」
私が答えると同時に、鏡の中の梨花ちゃんの顔が、みるみるうちに赤く染まった。
「だと、いいな……」
しどろもどろに言うのが可愛くて、私はさらに笑ってしまう。
「もう、美冬! 馬鹿にしないでよー」