「それにしてもヨイはよく来れたわねー。海軍に入ったんでしょ」
貸し切りになっているカフェの中で、コリンがお茶を飲みながらヨイに聞く。
コリンはここ一年で背が伸びて、幼さが抜けてきた。十三才なので日本にいたら中学生ってところね。
向かい合うヨイはジャージを着ていてもわかるくらい筋肉モリモリだ。
ワタシもタコを狩れるようになります! と一念発起して以来、ヨイはひたすら鍛錬に励み、現在オーキナ国海軍所属だ。
出会ったばかりの頃は儚げで深窓の令嬢だったヨイが、剣を振るマッスル軍人になるなんて私は予想していなかったよ。
「最近仕事のし過ぎで、上官殿から少しは休暇を使えと言われていたところだったのです」
「国防のために鍛錬に励むのは立派だけど、働き過ぎはよろしくないわよ」
「そうですね。気をつけます。でも、ためておいた休暇を大切な友人の結婚祝いで使えるなら良かったです。ミラ様の好みを考えると、やはりお祝いは料理でしょうか」
ヨイの出した案にミゲルが食いついた。
手を上げて跳ねる。
ガワが美青年で縁談が山ほど来ているらしいが、中の人は残念なヒモだから、なかなか縁談がまとまらない。
前世が「養ってくれる人なら誰でもいい」と二股してたやつだしさもありなん。
「はい! はいはーい! おれ、いい案がある! 赤飯はどう? お祝いと言ったら赤飯だよ!」
「ミゲル。赤飯は一部の人間にしか伝わらないわよ。それに材料、ないんじゃない?」
「えーー」
貸し切りになっているカフェの中で、コリンがお茶を飲みながらヨイに聞く。
コリンはここ一年で背が伸びて、幼さが抜けてきた。十三才なので日本にいたら中学生ってところね。
向かい合うヨイはジャージを着ていてもわかるくらい筋肉モリモリだ。
ワタシもタコを狩れるようになります! と一念発起して以来、ヨイはひたすら鍛錬に励み、現在オーキナ国海軍所属だ。
出会ったばかりの頃は儚げで深窓の令嬢だったヨイが、剣を振るマッスル軍人になるなんて私は予想していなかったよ。
「最近仕事のし過ぎで、上官殿から少しは休暇を使えと言われていたところだったのです」
「国防のために鍛錬に励むのは立派だけど、働き過ぎはよろしくないわよ」
「そうですね。気をつけます。でも、ためておいた休暇を大切な友人の結婚祝いで使えるなら良かったです。ミラ様の好みを考えると、やはりお祝いは料理でしょうか」
ヨイの出した案にミゲルが食いついた。
手を上げて跳ねる。
ガワが美青年で縁談が山ほど来ているらしいが、中の人は残念なヒモだから、なかなか縁談がまとまらない。
前世が「養ってくれる人なら誰でもいい」と二股してたやつだしさもありなん。
「はい! はいはーい! おれ、いい案がある! 赤飯はどう? お祝いと言ったら赤飯だよ!」
「ミゲル。赤飯は一部の人間にしか伝わらないわよ。それに材料、ないんじゃない?」
「えーー」



