2020年7月発売のスターツ出版文庫
がむしゃらに走って恋して泣いて バスケは俺の青春のすべてだった
ラスト・ゲーム~バスケ馬鹿の君に捧ぐ~
[原題]ラスト・ゲーム
イラストレーター:loundraw
- あらすじ
- 高3の春。バスケ部部長の元也は、最後の試合へ向けて練習に励んでいた。大好きなバスケがあり、大事な仲間がいて、女子バスケ部の麻子とは恋が生まれそうで…。すべてが順調だったが、些細な嫉妬から麻子に「お前なんか好きじゃない」と口走ってしまう。それが原因で、尊敬する父とも衝突。謝罪もできないまま翌日、父は事故で他界する。自分のせいで父が死んだと思った元也は、青春をかけたバスケとも距離を置き始め…。絶望の中にいる元也を救ったのは…!?
- 著者コメント
- こんにちは、高倉かなです。この度『ラスト・ゲーム』をまた新たな形でお届けできることになりました。本当にありがとうございます。文庫化にあたって、新たなシーンを追加して文章を練り直し、またヒロイン視点の番外編ショートも書き下ろさせていただきました。お話に詰め込んだ青春の痛みや煌めきを、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
料理下手で子供嫌いな兄弟が…いきなり今日から、二児のパパ始めます!?
新米パパの双子ごはん
イラストレーター:細居美恵子
- あらすじ
- 情に厚く突っ走りがちな営業マンの兄・拓斗と、頭はキレるが感情表現は苦手な大学准教授の弟・海翔。ふたりが暮らす家に突然「パパ!」と四歳の双子・心陽と遥平が転がり込んできた。小さなふたりに見覚えはないが、まったく身に覚えがない訳ではない兄弟…。どちらが父親なのか、母親が誰なのか、謎だらけ。けれども、拓斗の下手な手料理を満面の笑みで頬張る食いしん坊な双子を見ているうち、いつの間にか愛情のようなものが芽生え…。不器用な男ふたりのパパ修行が始まる!?
- 著者コメント
- こんにちは、遠藤遼です。お久しぶりです。今回は『新米パパの双子ごはん』を発刊させていただきます。双子のかわいらしさ、独身兄弟のやりとり、おいしいごはん、さらには親子の絆や純粋なきらきら……そんなものをたくさん詰め込みました。読んであったかい気持ちになってもらえたらうれしいです。ぜひお楽しみください。
大切な絆を教えてくれたのは 俺を愛して止まない可愛い君
この度、狼男子!?を飼うことになりました
[原題]バディ! 犬とアイドル、それから事件
イラストレーター:榊空也
- あらすじ
- 駆け出し中のアイドル・天澤奏多は、人生最悪の1日を過ごしていた。初めての出演映画は共演者のスキャンダルでお蔵入りの危機。しかも通り魔に襲われ、絶体絶命の大ピンチ――。しかし、狼のような犬に助けられ、九死に一生を得る。ほっとしたのも束の間、犬は「カナ!会いたかった!」と言葉を発して――!?まるで奏多の旧友だったかのように接してくる“喋る犬”ドルーと、戸惑いつつも不思議な生活をスタートするが、ある日ドルーが人間の姿に変身して…⁉
- 著者コメント
- こんにちは、桃城猫緒です。このたび初めてスターツ出版文庫様から本を出させていただくことになりました。この作品はアイドル男子と言葉の通じるシベリアンハスキーという一風変わったバディの物語です。ふたりと一匹の不思議で仲良しな日常と、周囲の人々のちょっとした謎と絆を、ときにユーモラスに、ときにほっこりハートフルに描きました。榊空也先生のとっても素敵な表紙と共にお楽しみいただけたら幸いです。