中井英輔はクラスメイトの仲井志穂とぶつかったことで、お互いの好きなものを持つ気持ちが入れ替わった。英輔は志穂のイラストに対する気持ちを、志穂は英輔の映画に対する気持ちが入れ替わり、自分らしかぬ行動を取る。それを隠すため英輔は元に戻るまでという条件で志穂と付き合い始めた。
英輔は志穂の気持ちを持つことで、彼女のイラストレーターになりたい夢の本気を知る。彼女が父親に夢を見る自分を否定されていることを知り、志穂の受けている痛みを自分が引き受け、どんなことがあろうと夢を諦めないよう背中を押した。
そんな英輔は本当に好きだったギターを忘れるために自分を偽っていた。志穂が英輔のトラウマを知り、痛みを引き受けたことで英輔は学園祭でギターを弾き、本当の自分と向き合うことができた。
辛いことがあろうと、否定されようと、自分に正直に生きる。英輔は志穂ともう一度自分の夢や好きなものと向き合う決心をするのだった。