休憩して4人でジュースを飲む。
「高校生になったらさー、私達変わっちゃうのかな?」
真由がポツリと呟いた。
『変わる?』
3人に声がハモる。
「だって今より自由だし、大人だし、なんかこの関係が変わったらいやだなぁって」
「変わるワケねーだろ」
秋くんが笑いながら言った。
「みんなこのまんま!4人でいるのも変わらねーよ!」
秋くんの笑顔が嬉しくなる。
あたしもこのまま4人でいたいな・・・。
『澪が心配だから』
真由と秋くんが声をそろえる。
「あたし!?」
「そ。澪のこと理解してるのは私達だけだから。もちろん陽人が一番だけどね」
「オレは澪のそば、絶対離れないよ?」
陽人もいたずらっぽく笑う。
そういうのすごく恥ずかしいからやめてほしい!
でも、陽人は本当にあたしのそばにずっといてくれるのかな?
そうだといいな・・・、ううん。そうに決まってる。
「絶対だよ?」
赤くなりながら言うと、陽人は笑顔全開で言った。
「絶対!約束!!」