競技がどんどん進んでいく。


うちのクラス、現在トップ。


クラスみんなが盛り上がっている。


今は陽人と秋くんが出ているバスケの応援。


「秋ー!!がんばれー!!」


隣で真由が声援を送る。


秋くんがそれに気づいてピースする。


「いいなぁ真由は」


クラスの女子が羨ましそう。


「秋は誰にもあげないよー」


嬉しそうに笑う真由。


「私は斉藤くん派だもん」


と言う女子の声を聞いてドキっとする。


そっか・・・陽人彼女いないもんね。


「斉藤くんって好きな子いるのかなぁ?」


ドキドキする・・・。


「陽人はダメだよん。ねぇ?澪」


「え!?」


真由がニッコリ笑う。


「えー、何よ。澪ぉ」と言う子の声。


「し、知らないよ!」


視線をバスケに向けた。