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明日はついに高校の卒業式。


なあ、葵。

今度こそ俺ら、ホンマにただの男と女になれるねんで。


問題はまだまだ山積みやけど、これはスタート。

葵が俺に大切なこといっぱい気付かせてくれた。



いま、何すべきか。

俺はもっと考えることにする。


葵に“好き”って言ったからには、命かける。


きっとできる。



一番大切な人と、

その将来の
子供のためやから――