でもどうか



願うことを許されるのなら



彼女の声を聞かせてほしい



きっと



よく通る
澄んだ綺麗な声なのだろう



一度でいいから



君の口から



愛してると言ってほしい。



僕だけに



そっと囁いてほしい。



そうしてくれたなら



僕は思いきり
君を抱きしめて



それから



ピンク色の柔らかいくちびるに



とろけてしまいそうなほど
甘いキスをするから。