窓から入ってくる風が心地よい。 『俺も好きだったよ』 耳に残る言葉。 決して“女”としての意味じゃなくても嬉しかった。 パラパラと原稿用紙がめくれて、先生が好きだと言ってくれた最後の一文が現れる。 ──先生、大好きでした。── END.