『瑚春へ。



ちゃんとごはんを食べていますか?

どうせ朝は食べていないんだろうけど、朝ご飯を抜くと元気が出ないから、少しでもいいから食べるようにしなさい。

朝準備するのがめんどうなら、夜のうちに用意しておくこと。

でも、最近は暑くなってきたから、あまり長いことなまものを置いておかないようにしなさいね。


こっちではそろそろ海開きの前のお祭りが始まります。

お父さんは町内会の人たちと町の飾りつけでいつも帰ってくるのが遅いです。

大変そうだけど、でもいつも楽しそうにしています。

瑚春と春霞も、小さい頃はよく手伝っていたからわかるでしょ。


この頃は、昔よりも随分活気が出てきたから、気が向いたら戻ってくるといいよ。



母より』