春霞が居なくなるなんて考えられない。


そんな世界で、わたしはひとりでどうしたらいいの。


春霞が居なきゃ、何もできないわたしは。



きみの居ない世界で、どうやって、歩いていけばいいんだよ。




教えてよ、ハルカ───





「 ハルカ 」



応えて。



「ハルカ、ハルカ……」



呼んでるのに。



「ハルカ、ハルカ、ハルカ!!」



迎えに来て。




「ハルカぁ!!!」




わたしを見つけて。




「うわああああああああああ!!!」




どうして、応えてくれないの。




『 コハル 』




ねえ、ハルカ───