「え?あぁ、うん。ちょっとね、実は腹出てるような・・・そんな感じ?」
「腹出てんの!?へー、着痩せするタイプなんだ」
のんびり言われたけど、自分で言って自分に撃沈した。
「いや、出てないよ!!失礼ね!」
「言ったの自分じゃん」
(ですよねー。って信じるなよ!!)
何だかパニクって焦ってるあたしを見て「ウケる!」って笑ってる。
(話題を変えたい!墓穴掘るのも嫌だし、病気もバレるの無理!!)
「ソウちゃんってあたしの事好き?」
ポテトを食べていたソウちゃんが「グっ」って言ってそのままむせた。
「大丈夫?・・・・!?」
あたし・・・
話題を変えようと必死だったけど・・・
何サラリととんでもない事言ってんだーーー!!!!
しばらく2人でカッチーンって固まる。
背中に冷や汗がダラダラ流れている。
エアコンがきいてるはずの店内なのに、あたしもソウちゃんも汗が出る。
(どうしよう!あたしのバカ!アホ!死ね!!)
もう帰りたい・・・、そんな事考えてたらソウちゃんがボソっと言った。
「オレも・・・、その、ルウコと同じ気持ちかな?アハハハ!!」
真っ赤になってるソウちゃんをジーっと見てしまう。
「だから、あのオレでよければ付き合って下さい」
下を向いて言うソウちゃんの手をギュっと握った。
「絶対、手を離さないでね!」何て言いながらすごく嬉しかった。