目が合ったけど、ソウちゃんからさっさと目を逸らしてしまった。

そのまま席に座ったし。


(あれ?手紙くれたのに何で?)


不思議に思っているうちにHRが始まった。



HR中、ソウちゃんはいつもの様に後ろを向いてくれない。


手紙書くのあんまり乗り気じゃなかった・・・よね?

無理矢理書かせたのはあたしだよね・・・?



不安になってくる。

何か、久々に『死神』登場しそうな気分。

普通に話せてる事がほぼ奇跡なのにあたし調子に乗ったから、『死神』降臨?


(ヤダ・・・!!)


思わず、突っ伏そうとしている背中をトントンと叩いた。


ソウちゃんが何とも言えないような複雑そうな顔で振り向いた。


「あの・・・、おはよう」


「うん、おはよ」


「手紙ありがと」


そう言って折り畳んでいるルーズリーフを見せると、仰天した顔になって立ち上がった。


「ルウコ!お前、恥ずかしいからしまっておけよ!!」


思い切り怒鳴られてしまって、怖いってよりポカンとしてしまう。


「ソウちゃん?」


あの・・・、みんながコッチを見てますよ?

その方が恥ずかしくない?