「考えとくわ。多分、時間かかるけどそれでもいい?」
「もちろん!すっごい楽しみ!ワクワクするね」
「オレはワクワクより気が重いです・・・。手紙なんて何書けばいいのやら」
「じゃあ、あたしがソウちゃんから手紙もらう第一号?それって嬉しすぎ!」
「嬉しいかぁ?メールじゃダメ?」
「ダメです!絶対手紙!!」
何か、会話が弾んでない?
ソウちゃんって思ったより話やすくない?
あたしも普通に話せてるし、楽しいし!!
(ニヤニヤしちゃうのはもうしょうがない!嬉しいんだもん)
「何かルウコって、想像してたより・・・」
ソウちゃんとの会話は周りにはあんまり聞こえないくらい小さい声。
「想像してたって?どんなイメージだったの?」
うーんと腕組みして悩んでいる。
「みんなさ、『美人すぎて話掛けるのが怖い』んだど。オレは、まぁ美人は認めるけど怖いとは思ってはいなかったんだけど」
みんなどんなイメージだよ・・・。と呆れる。
でも、重要!ソウちゃんがあたしを『美人』と言いました!!
「結構普通の子だよね?話してわかった。話しやすいじゃん」
そう言って初めて見た時の笑顔を向けた。
(今日くらい生きてて幸せって思った事ないかも・・・!)
この感動を全国の片思いで悩んでいる女の子にお裾分けしたいくらい!
「あ、あたしは普通だよ?何でみんながあたしがモテる様な感じで言ってるかわけわかんないもん」
「あ、また噛んだ。ルウコって緊張すると噛むの?」と楽しそうに笑った。