さくら組のママさん達が6人いた。

どうやらここはさくら組の「たまり場」らしい。


「初めまして、高柳です。ツナミがいつもお世話になってます」


挨拶するとみんなニコニコしている。


(その笑顔ウソくさくて怖いから!!)


どうやらあたしがさくら組のママの中で一番若いらしい。

20人のクラス、あたし以外はみんな30台から40台初めだって聞いた事がある。


「やっぱり若いわよねー、旦那さんもすっごく若いもの。2人共子供がいる様には見えない」


誰のママですか?な人が言った。


それからずーっと質問責め。


何歳?旦那は何してるの?どうして出会ったの?どこに住んでるの?


答える度に「なるほどねー、だから旦那さんも若いのね」ばっかり。

若いと何か問題でもあるのかよ、って言いたくなるけど我慢我慢。


「ツナミちゃんのお迎えって色んな方が来るのよねー、全員若くて不思議だったのよ」


「あぁ、両方の実家の両親がたまに・・・。若くはないですよ?50台ですし」


言って地雷!?って気が付いた。


微笑んであたしを見ているこのママさんって確か40歳?


(気まずいよー!超気まずいから帰りたーい!ソウちゃん助けてー!)


「あ、やっぱり親も若いですかね?あたがしツナミを産んだのが22なんで世の中からすれば若いですよねー。あははは」


「若いわよー」と皆様の声。


(何かバカにされてる気がするんですけど・・・)


キッズルームを見るとツナミが楽しそうに遊んでいる。

ツナミの為にもママは我慢して頑張ります!!