最近までツナミと3人で寝ていたダブルベッドが2人になると広く感じる。


ゆっくりお風呂に入ってドライヤーで髪を乾かしてららベッドに入るともう癖の様にソウちゃんが腕枕をしてくれる。


「ルウコ」


「ん?何?」


「さっきの話だけどさ、子供が出来るまで薬を弱くすんの?」


「うーん・・・、そうもいかないよね」


「笹井先生も言ってたじゃん。薬が弱くなると発作が出やすいって」


「だったら排卵日前後は弱くしてもらう感じかな?」


「オレはその方がいいと思うけど・・・」


「じゃあ、来月の検査の時にソウちゃんも一緒に話聞いてよ」


「そうだな、オレも聞いた方が安心するし。別にオレはツナミ1人でもいいだけどね、ツナミはキョウダイがいた方がいいかな?」


「ツナミに聞いてみれば?『お姉ちゃんになりたい?』って」


クルっとソウちゃんの方を向くと目が合う。


「旦那様?」


「はい?」キョトンとした返事がきた。


「あたし老けた?」


「いや、変わんないんじゃない?人の事言えないけど。人妻には見えないよ?」


「ちなみにあなたの奥さんは今日が排卵日なんですけど」


「え!?いきなり?」


「とりあえずさ、試してみようよ」


「何その誘い方・・・」


呆れながらあたしのパジャマのボタンを外し始めた。