2歳になってから、ツナミに部屋を与えて1人で寝かせるようにしている。


あたしが具合悪い時にどっちの実家にも泊まれる様にしつけた。



ツナミがまだ大きい子供用のベッドで寝たのを確認してリビングに戻る。


ソウちゃんがソファで新婚当時から変わらず頭にタオルをかけたままビールを飲んで笑っている。


「お疲れー」


隣に座って言うと「そっちもお疲れ」と頭を撫でてくれる。


ツナミ中心の生活でもこういう2人の時間を作るようにしている。


「あ、親父がさ、ツナミが幼稚園に入ったら裏方に回るってさ」


「ソウちゃんパパがどうして?」


「もう隠居したいんだと。だからオレが忙しくなるって迷惑な話だけどね」


「ふーん、まだ若いじゃん」


「ルウコが入院したり疲れた時は幼稚園の送り迎えしてやるって言ってたよ」


「あ、それは助かる」



最近のあたしは身体の調子がいい。

だからあんまりお願いする事はないだろうけど、少し考えている事がある。



「ツナミ、来年から幼稚園入れようかな?」


「3歳で?まだ早くない?」


ソウちゃんが不思議そうに言った。


「実は考えてまして・・・」


「何を?」


耳元で囁いた。


「2人目」


ソウちゃんがビックリした顔をした。