終わった後、呆然とするあたしに対して全開な窓から煙が部屋に入ってこないようにソウちゃんがタバコを吸っていた。
別に終わったからあっさりしてたワケじゃなくて、しばらくギューって抱きしめてくれたけど、「タバコが吸いたい」と言われたから「いいよ」って返事をして、今の状態になっている。
ぼんやりするあたしに下着を付けてないのにワンピースをスポンと着せた。
身体がダルいのとお腹より下がズキズキと痛むから億劫な動きになって、そろそろとベッドを降りようとした。喉がすごく乾いていたから。
「あ」思わず口に出て、窓際のソウちゃんが振り返った。
「どうした?」
タバコを灰皿に押し付けてソウちゃんが近づいた。
「どうしよう・・・シーツに血・・・汚しちゃった」
そんなあたしの頭を優しく撫でてからソウちゃんが動いた。
「確か、予備のシーツって見たんだよな・・・。あ、ルウコ喉乾いてない?」
頷くと「持ってくるから横になってて」と言われた。
それからソウちゃんはシーツとお水のペットを持ってきた。
あたしの身体を抱きしめる様に床に1回下ろすとシーツをさっさと変えている。
またあたしをベッドに運んで横になるようにと寝転がした。
「痛っぁい・・・」
動く度に下半身がズキズキ痛むからソウちゃんが心配そうな顔。
「具合悪くない?」
掛け布団を掛けてあたしの頭を何度も撫でた。
「具合は悪くないけど、お腹痛い」
「そっかぁ・・・。何か無理させちゃったからな」
身体を動かすのは億劫だったけど、下着を付けたかった。
でも血が出たから下着を付けると汚れそうで嫌だからこのままでもいいや。