振り返ると「別に覗かねーよ」とソウちゃんが笑った。
ダメだ・・・。
どうしていいかわかんない。
明日香にメールしたい。
可愛くみられたいのに見られてない様な気がするからすごく不安。
大事にされている?んだろうけど、もうそれすらわからない。
見えないように背中をむけて、下着をポーチの中に突っ込んでバスタオルを押し付けた。
「やっぱりソウちゃんから先に入って!」
「え?何で?」とビックリしている。
「心の準備をしたいから!ほら!早く!!」
バスルームに追いやると直ぐさま明日香にメールを入れた。
『何を今更。まかせとけば何とかなるって』
のんきな明日香のメールにイラっとする。
『だってソウちゃん全然リードしてくれない!!』
『ちゃんとするってば。心配ないから〜。メールうざいからして来ないでね!今彼氏といるし』
あたしの親友は冷たい!!と思いながら『最後に一つだけ!』と入れる。
『あたし、どうしてればいいの?』
明日香からすぐに返信が来た。
『とりあえず、ソウちゃんに全てまかせてルウコは目を閉じて寝てれば大丈夫!!あ、股は開くのよ(笑)』
(何だそれ・・・、ふざけんなよぉ。あたし初めてなんだからちゃんと考えろよ)
携帯をへし折りたい気分と妙な脱力感が交互に現れる。
そんな時、バスルームからソウちゃんが出て来た。