それでも相当心配なのかベッドに座り込んでまだブツブツ。
「ルウコ初めてだし・・・女の子はすげー痛いらしいから、それで発作とかになったらどうしよう・・・」
(やっぱり明日香の言う通りメリメリって痛いのかな・・・)
ちょっと弱気になりそうな自分を奮い立たせる。
「ソウちゃん、あたしの病気に『激しい運動』ってあるから心配してるんでしょ?セックスは激しい運動かどうかわかんないけど、あたし出産も出来るのよ?先生に出産は出来ますって言われるの。それってセックスしなきゃ成立しないんだから大丈夫だよ」
隣に座って話すあたしを不思議そうな顔で見てる。
「聞いてる?」
「うん、聞いてるけど・・・あの『柏木さん』の口からセックスとか出たり、したがったりするのが不思議だなーって」
その言葉であたしは赤くなった。
(あたし、変態じゃん!絶対ソウちゃん、あたしを変態だと思ってる!)
ソウちゃんは多分天然で何も考えないで言った言葉だろうけど、端から見ればやる気満々だよ。
「ほら、景色がキレイだって言ってるの!散歩!!ご飯の前にたくさん運動していっぱい食べれるように散歩行こうよ!」
腕を引っ張って立たせると、ようやくソウちゃんがいつもな感じのニヤリと笑った。
「ご飯の後も『運動』するけど、今から体力使っていいんですか?」
「なっ・・・!!バカ!変態!!」
「変態はどっちかなー?オレじゃないと思うけどね」
これ以上何か言うと絶対からかわれるのがわかる。
「早くー、散歩!!」
とにかく寝室から脱出した。